貸金庫の利用法

貸金庫で保管可能な物とは

 

 

貸金庫は、家に置いておく事すらはばかられるような貴重品を預けられる事が多いですね。では、具体的にどのような貴重品が預けられるのでしょう。

 

まずは、何と言っても有価証券類です。個人での契約ではなく、会社単位、組織単位での利用が多い貸金庫における、最も多い保管物ではないでしょうか。

 

有価証券というのは、私法上における権利(主に財産権)を表象している証券のことです。簡単な例を挙げると、商品券や宝くじもこれに含まれます。

 

ただ、こういったものを保管するケースはほとんどなく、小切手や社債券、約束手形、新株予約権証券などが主だった保管物となります。

 

次に、重要書類を預けるというケースも非常に多いようです。特に機密書類のように、外部に情報が漏れてはまずい類の物は、こういった貸金庫の中に保管されることで、安全性を保つ場合が多いです。契約書や権利証、あるいは遺言書などもよく保管されるようです。

 

そして、貴重品類もよく預けられます。金銀などの鉱石や宝石類、あるいは実印などが収められるケースが多いですね。有名絵画などの高価な美術品も、展示しておく機関以外はこういった貸金庫に預けられるのが一般的です。

 

基本的に、貸金庫というのは非常に重要で、無くすといけないというレベルではなく、他人の目に触れてはよくないというものを預けられることが多いのです。その為、企業や団体など、個人というよりは組織レベルでの契約が必然的に多くなります。